奈良県史にあやめ池南の地蔵石仏として載っていたもの。
住宅地の中にある鷹塚山と呼ばれる塚上の丘陵頂上に祀られています。
室町初期の精密な細工を施す地蔵と言う事なので
この度この目で確認しに行きました。
奈良県奈良市西大寺鷹塚町
見るからに良いお地蔵さん・・・
頭光の蓮華文が目を引きます。
衣紋も丁寧に彫られています。
此方から見ると頭光の蓮弁が複弁である事が分かります。
それにしても、お顔は見事につるつるですね・・・
大きな宝珠を持っています。
錫杖を持つ手も凝っていますね。
裳裾の表現も良いです。
二重蓮台になっていますが下部はコンクリートの中に・・・
誰もいない丘の上。時を忘れて眺めていたお地蔵さん。
立ち去り難い思いが残ります・・・