染田天神と並ぶ十輪寺境内の石造物の中に
二基の線彫り石仏が在ります。
以前に訪れた時には日が当たらず何が何やらでしたが
この度、上手い具合に日が射し込んでいるのに出くわしました。
奈良県宇陀郡室生村染田
板状自然石の表面に、一基は三尊を、もう一基は如来二体を刻んでいますが
三尊の方は傍の樹木が邪魔をして日が当たらず
やっぱり何が何やらでした。
如来二体の方は射し込んだ日差しで
円光背や衣の線が浮かび上がっていました。
よく有る事ですが、お顔は撫で擦られたのでしょう
摩耗が激しく面相は確認できません・・・
左の如来像
円光背と肩から肘あたりはよく判ります。
右の如来像
円光背と衣紋が見て取れます。
今現在、晴天で午前中の九時前後なら見られると思います。
左側の 三尊は結局見えず仕舞い・・・